ホーム > 二足立ちの衝動<
ドイツの哲学者のルードリヒ・クラーゲスは、
人は何故二本足で起ち上がったという問いに対し、
「より遠くを見るために」と答えました。
直立を産むのは、ですから、狙う衝動ではなく、
あくまでも遠くを眺めようとする衝動です。
この「遠に対する強烈なあこがれ―これこそ人間だけのものです。
宇宙の彼方に、果てしなく旅を続けてゆく、あの世界です。
言ってみれば私ども星一つ眺めてる時でも、
そこでは、じつは何千・何万年光年の
「時空の遠」を見ている、ということになる。
−三木成夫著 「内蔵のはたらきと子どものこころ」より−
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